以前、碓氷さんのライヴのMCで
僕の書いた「Etude」についてたずねられました
書いた歌詞の事を問われると、
上手にこたえられない時があります。
恥ずかしいし。
いかんことだとは思うのですが、
未だに余裕が無いというのか、
憶えてない
終ったら、ぐったり
Etudeは、練習曲っていう意味、
らしいです(笑
かわいい奥さん、ふうの栄美さんに
甘い歌詞に
口当たりのまるい言葉を選んで
最後には
融かしてほしい、とか
砕いてほしい、という激しい言葉を入れて、
歌っていただきました。
この最後の気持ちの強い気配が無くては、
流れて行っておしまいの曲なのでしょう
以前、対談で松本隆氏が
「一カ所壊す事で歌詞が生きてくる」
なんてことを言っていましたが、
そんな感じです。
曲作りについては
器用さはありませんゆえ、
いつまでも、試行錯誤です
その中で、なんとか形になったものが
残って行く感じですよね
Etude
雨ふり
屋根の下でちいさな傘をとじたら
あたたかく
迎えてほしい
扉をそっとあける
ほのかな香りがつつむ
なつかしい思いの始まり
気持ちが風邪を引かぬように
よくきく薬が其処にある
ゆっくり
流れ出す音楽と
やわらかなまなざしに巡り会えたら
琥珀の海の中に自然に
引き込まれるように
融かしてほしい
カーテンそっとひくと
季節の気配がしみこむ
穏やかな木々のざわめき
ピアノのキーを探るように
いろづく景色がみえてくる
このまま
息が止まるみたいに
全てのときが熱く沁みてくるまで
重ねて
憎しみも悲しみも
震えてるわたしごと
砕いてほしい
1. Posted by はまゆう 2006年04月01日 13:54
勉強になったです。
僕の詩は、なんか説教臭くていかん!
2. Posted by soso 2006年04月01日 13:57
いえ、
「夜を見てた」
大好きですよ