土曜日
嫁と出かけようとしていたら
猫が道ばたで気持ちよさそうに寝ているよ
とのこと
確認すると
大きな白いのが寝そべっている
近寄ると
微動だにしない
柏手を打つも
反応しない
往生してまっせー
ととっさのギャグにもならず
確かにその子は
亡くなっていた
嫁の勘違いである
考えてみれば
警戒心の強い野良が
道の真ん中で寝はしない
ふたりで合掌
嫁の活躍もあって
ご遺骸は無事市役所へ
そのちょっとまえ
話題の書
納棺夫日記についての話をしていたのだ
僕らとて
何時だれのやっかいになるやもしれないと
ふたりして
思うのである
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