11/8シャンティ

11/8
浜田裕介at千林シャンティ
ビルの4F
想像以上に小さな店だった
演奏スペースを確保しているのでソファは撤去
カウンターに席は7つか8つ

辺りが暗くなると
ビルに面した通りには
野良猫がちょろちょろ
路上駐車のオッさんは愛車に戯れる猫たちを恫喝
階下を見下ろしておっそろしいその声を聴いていると
店の立て看板に立ち小便をしている別の親爺が見える
舗道に停めてある自転車に八つ当たりをして投げ飛ばし
訳の分からない事を口走りながら夜の闇に消えて行った
怖いトコだな千林☆

ひとりふたりさんにん
お客さんは集まって来て
店は容易に満員
ヤスムロコウイチ氏のギグが終ると
ボスと、僕の出番
ステージまで進むために
満員電車の降車時よろしく
お客さんは一旦店の外へ

店は満員、
立ち見も立ち見、
お客さんはカウンターの中にまで居た
だけど不満な表情はひとつもない
もう9時というのに、皆その出番を心待ちにしている

ボスの歌が始まると、
よい感触が帰ってくるのだ
たくさんの笑顔が、こぼれた
歌が、必要とされている空気の中へ帰って来たのだ
と思った

僕は、感謝している
浜田くらいの腕前があれば、もっと良いサポートギターリストを
つけていいのだ、と思っている
出来るだけその運命に報いるために、もう少し進みたい、
気持ちはあるのだけれど、やはり僕はそれほどに進化出来ていない

ステージの上から、なかなかよいものを見せてもらった、と思った。
今回のライブは終ったが、それは長い道路の、ひとつの交差点に過ぎないのだろう
まだまだ、勉強になることが、いっぱいなのだ。


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