伴奏をするということは、奥が深い。
メーンの演奏者の人生とか、人格とか、そのようなものを
支持したり、支援してゆく事だと思う。
アコースティックと、エレクトリックと、
どちらも音楽なのだが、
エレクトリックは、どうしても、デバイスを介するかたちになり、
形作られた、木や、繊維、鉄などを振動させて得られる、
アコースティック楽器とは、メソッドが異なると感じる。
うたに寄り添ってゆくとき、
うたは、基本的には、肉体を扱う振動だと思うから、
異なる素材を扱うには、ちょっとした知恵が必要。
この知恵の工夫が無限大に色々考えられるから、
いろいろな「へぇー」や、「なるほど」が産まれてゆく。
アンサンブルを考えたとき、それは「和」という一文字のイメージに繋がってゆく
人と、家族の違いみたいだ。
人は、人としてすばらしい存在なのだが、
それがグループになったとき、
また違った「功徳」を積む機会に恵まれる。
音楽家は、姿勢を問われていると思う。
無論色々な人が居て、
その間柄も色々なので、これが正論はない、のだが
僕に取ってみれば、音楽に対して知識がなくても、
素朴に共感していただけるものが必要。
たとえ「通」に受け入れられなくても。
これからは、そっちを目指してゆこう。
ギターを弾く機会を与えてくれたいくつかの仲間に感謝だ。