Diary200302

2003/2/1
よく脳味噌の中を未だに散歩するウルトラ怪獣が居る。
「新マン」の48話に出てきた「ヤメタランス」である。
秘密戦隊ゴレンジャーの末期にもヘンな怪人がよく登場していたが、
このネーミングはいまでも鮮烈である。
語感がすばらしい。
永平寺の「胡麻豆腐」のよーだ。

この48話、大変シュールな内容であったが、
今更ビデオを購入するほど私はマニアではないのである。

蛇足だが、きょうこのクソ寒いのに吉田山に行って来た。
それも節分祭は明日からと来ている。
京都の秋の夕暮れはコートなしでは寒いくらいと歌ったのは加川 良さん。
でも冬の節分の頃はコタツ担いでも寒さに耐えられそうにないのである。

クソ寒くても穏やかな今日一日の出来事に感謝。

2003/2/2
思い切って歴代アップルを整理処分することにした。
初代LC630と二代目の6300/120,
およびアップルスタイルライタはスクラップ。
三代目のiMacボンダイブルー233は職場へ寄付。
6300/120で使っていたNECの液晶は弟のところへ。
お陰でどんなにすっきりしたことか。
広々となったパソコンデスクの上は、
早速パソコン以外のものが占領してるんだけど。
(いまこの画面を見ているあなたの机の上はどうですか?)

久しぶりに旧式のアップルに電源を投入して、
残っているファイルを処分。
昔使っていたフロッピーを一枚々々取り出して
内容を確認してフォーマット。
7.xのアイコンが懐かしい。
それにしてもこんな呑気なものよく使っていたものだ。
6300/120はiMacとネットワーク接続するために
10Baseのボードを取り付けて貰ったのだが、
今思えば、あまり必要のない投資だったかも。
こういうことはよくあることなんですけど。
「いま折角あるものをなんとか使って」
なんて思って頑張ると、結局
良くて性能のいいものが後から後から出てくるので
結局使わないハメに。
パソコンの世界では、古いものを丹念に長々と使うというのは
道具の世界では非常に厄介な部類に入るのではと思います。

とりあえず どれもこれも お疲れさま。

NECの液晶を届けに弟の居る実家へ。
彼の部屋は既に三台のモニタと三台のマシン
(一台は自分のウエッブのサーバ)が鎮座している。
勿論ヴィデオもDVDプレーヤもVAIOもサイバーショットもある。
彼はパソコンデスクでなく、
以前より座布団の前に小机を置いてそちらにキーボードを据え、
数台のモニタと大スクリーンに取り囲まれるようにしてなにやら作業をする
というスタイルに固執?しているのである。
なんやかんや いつも圧倒される。
冬場になると、仕事があけるとその場で夜行に飛び乗り 
早朝から一日雪山を滑って、その晩遅掛けの電車に乗って帰り、
翌朝出勤 などということを繰り返しているのだ。

あのバイタリティは是非とも見習わなければならない。
父も兄も、負けず劣らずこまめな奴等であるからして
きっと うちの家族は 一般と比べ
圧倒的に趣味人の集まりに映ってしまうのだろうな と思う。


2003/2/3
きょう成人病検診に行ってきました。
例年のことで段取りも分かっているので非常に早く検診を終えることができました。
去年と変わったことがひとつ。
受診者はカードを持って、エックス線や心電図、体重 血液採取 視力 聴力などのコーナーを回るのですが、今年からこのカードにバーコードが印刷されるようになっていたのです。
去年までは受診者からカードを預かってこのカードに直接ボールペンで書き込んで最後に回収していたのですが、今年からはそれぞれのコーナーに端末があって、その場でバーコードを読み込んでデータを入力します。
こうすると、受診者の進捗状況が画面に記され、「受付番号順に」「空いているところから」案内が来るので、時間の無駄もないし、受診者の立場とすれば「私は呼んで貰えるのだろうか」という不安もありません。
受付の時間自体も早かったのですが、とにかく待たされる時間が少なく、例年に比べて20分ほど早く終わったのでした。
また、最後の問診のときにはサーバに既に受診データがエントリーされるので、先生は画面を見るだけです。回収後のデータの入力作業も不要で、事業所への検診データの送付までの手間も一気に省力化できるでしょう。人件費も削減できるでしょうし、設備の更新に経費が回せるかも知れません。

想像の域を出ないのですが、多分これまで 受付番号順にお客さんが案内できなくて苦情が出たり、特定のコーナーに集中したり、他のコーナーに入っている受診者に呼出をかけたり、という不具合があったのではないでしょうか。しかし今はどうでしょう? 例えば 作業の環境には無駄な物がありません。心電図などでは端末が医療機器と連動しているのでData Inputの手間もありません。
それは 素人の私が見ても、プラスの要素であると確信できます。
カスタマーの要望は、ここでは「待たせず」「正確に」というところにあると思われます。
こんなふうに 職場での改善は、実は「顧客満足」に繋がる可能性が非常に大きいのです。

なんとなく日常の当たり前に埋没してしまって、気づかずにそのまま毎日を過ごしてしまいがちなのは、残念ながら職場の当事者である私たち自身なのかも知れません。
非常にわかりやすい事ながら、見逃してはいけない好例だと私は今日思ったのでした。

2003/2/4
人間とはいいかげんなものです。
うそも平気でつくし、まずいことは隠蔽します。
臆病者ですし、怠け者です。
その多くが押し合いへし合いして
限られた土地の上で暮らしています。
こまったことにこのたいへんな生き物同志が
一緒に暮らさなければならないのです。
そんなわけでトラブルや事故が巻き起こったり、犯罪が起きたり。
それは、ほうっておくと至極当然のように起こるのです。
でも うまくいっていない訳ではないのです。
うまく過ごしている人たちもいるのです。
そうでなければ とっくの昔に愛想をつかして命を絶っていたか、
争いごとで命を落としていたかもしれませんね。
どうしようもない人たちの中で
許し合ったり、慰め合ったり、愛し合ったり。
ほんとうに忙しい生き物です。
生きて行くことなど 並大抵のものではないと流石に思えてきます。

私はこの頃 このことについて考えます。
陰もあれば 日向もあります。
陰ばかりでも 日向だけでも 宇宙はなりたたないのだと
昔のとある人たちは考えたようです。
バランスを保つこと。
なんとか工夫をして・・。
勇気もいるし、時間や財産を失うこともあるけど・・。

抽象的だし、何も固まった意見でもないのだけれど
そんな事柄の中でいまぐるぐると回っているところなのです。

2003/2/5
「さんま御殿」にマナカナが出ていました。
ずいぶんとお姉さまになっていたのでおったまげました。
高校二年生ということ。
もうコドモが産めるのだなぁ~ きっと。

あたらしいiMacが発売になりました。
デザインは同じですが、モニタの精度が上がって、
クロック数も上がって、値段も安くなって。
iMacを買ったばかりの私はとてもブルーになってしまいます。
アップルを使っていたら、こういう仕打ちはしかたがないのです。
なんとなくこういうふうになるのは分かっていたけれど、
いまOSXしか動かないマックがあってもどーしよーもないのです。
あたらしいモデルはOS9が走りません。
逆にOS9を載せなくて良くなったから値段も下げられたというのが
ディーラーの言い分です。
で なんとなく思いながらも 
損なクジを引いたような。

でもマトモに動いてるし、トラブルもないし。
ゼイタクいってはバチがあたります。

きょうはCrescent EatersのCDの
二回目のトラックダウンがある日です。

2003/2/9
 もともと風呂はそれほど好きでないババチイお子さんであったので、風呂ナンてものは片づけ仕事。旅行に及んでは、朝な夕なに何度も風呂に入りに行く人たちを見て大層不思議に思ったものだが、最近は「湯も張らなくて良いし、後でゴシゴシ洗わなくても良い、プッシュボタンを押せばお湯はドバッとでるし、それこそ湯水のような大量の湯を用いても値段は変わらない」満足感も手伝って、まずは風呂、というふうに変わっていった。泡だの、外だの、薬湯だのと入ったり出たりを繰り返している。(しかしながらのぼせるのはあまり良くないね)

 風呂は小さな人生の交差点である。風呂を入るにもそれぞれの流儀なんてものがあって、知人の親爺さんは髭を剃るのにわざわざ風呂を湧かすそうだ。「洗面台を使えば」というと「そんな風習はない」との返事とか。そんな拘りが 自身の身体の洗い方にも それぞれに染みついている。バブルの標本のように身体を泡まみれにしながら、周囲10メートル四方に飛沫をまき散らしながら身体を洗うヤツもいれば、汚いケツを湯面に出しながら必ず泳ぐ輩、仲間がとっくの昔に部屋に帰ってもまだどこかしら洗っている男。傍目からは異様でも、彼等にしてみれば般若心経を念じるように 極々当たり前のリズムを反復しているに過ぎないのだ。

 それにしても男のからだとはなんと美しくないことか。オンナだったら「こんなきったねえのと寝たくないよなぁ」とここで思うに違いない。余計な心配だと思いながら湯から上がり、私は水気を取り肌着をつけ、洗面のドライヤーが一個しかない宿の気のきかなさ加減に腹なんぞ立ててみるのである。

2003/2/11
「音楽は難しいか」これは 深い質問ですね。

私たちがライブをやって、後で当然のようにあれが悪かった、これが悪かった、と反省もし、うまくやれなかった自分を責めもします。アンケートにも「きょうはバランスが悪かったですね」「マジメにMCしてください」とか書かれて、海底五万マイルのように落ち込みます。
ついには「バニーちゃんの居る店などに行かずに家で籠もって練習すべきだった」「あのウルサイ客のせいで気が散った、くそー」などとあれこれ思います。
客が終電車に乗るべくいそいそと帰っていったライブハウスで、友達と会話に興じながら 幸せそうにグラスを傾けているジャズメン、こんな人たちはとても羨ましく映るのです。あんなふうに弾けたらきっと 落ち着いてベッドに潜り込めることだろうなぁ と。

演奏も狂いがない、はじき出す音符のひとつが歓喜に見える。さて、そこで問いかけてみようと思うのです。
「音楽は難しいものでしょうか」と。
色々な答えは返ると思いますが。

音楽に携わっている人の多くは、自分が触れて感銘を受けたり、自分を育ててくれた音楽について、みんなが気楽に入ってくれるように、自分自身のソースを開発し、工夫します。
「極めると奥は深いけど、簡単なものから始めるといいよ。まず音楽は 音を楽しむということが根本なんだ。触れてみて、難しい解釈をせず、自分のフィーリングを大切にするといいんだよ」
こんなふうに言ってくれる先生が居るかも知れません。
こんな先生は 色々なことが分かっているからこそ、このように言って 音楽の入り口で迷っている人たちを優しく迎え入れられるわけです。

音楽をやっている私たちは、自分の能力とつねに向かい合いながら、より知識をつけ、専門的に、詳しくなるように努力します。でも、やはり音楽というのは (多くの人にとって 間違いなく)前途のように音を楽しむためのものですから、ライブをやる時には、わかりやすく、ストレートに表現する、こうありたいものです。テクニックも勿論必要ですが、求められるものを素直にシンプルに提供する この心がけをなくしては、音楽が一部のマニアックな人たちに占拠されかねないと思うのです。

2003/2/12
もうこんな遅い時間になってしまった。これだけ頑張っても片づかないものが山ほどあるのに。

ちょっと歌を頑張っておかなければ、とまずは表情筋を鍛えたり、喉が開くイメージを掴もうとあれこれやってみたのがいけなかったのか 顎の調子がおかしくなってしまった。軽度の「顎関節症」らしくて、どういうことかというと頭蓋骨と骨の部分は直接着いているのではなくて、軟骨が受け皿となって動いているもので、こやつがずれることにより 異音がしたり、口を開けるたびにパキッといったり 進行すると苦痛が伴うらしい。半年はこれを填めるようにしなさいと 歯形に象られたマウスピースなるものを手渡されて、これを付けて寝ている。これの掃除のために入れ歯洗浄剤を買ってきたのだが、妙な気分である。また填めて居るときは「おそ松くん」のイヤミや 明石家さんまのような気分になる。我が身のためということだが、私自身はやはりこの物体を相容れないようで、毎朝目が覚めるとなぜか口元をはずれていて、寝床でクチャクチャになっているそれを見つけることが日課になっているのである。

2003/2/14
バレンタインデー。
おっと画面の向こうのキミ、鼻血出てるよ。


 吉岡美穂クンがグンゼのイメージガールに選ばれた。男どもの視線はこれでもかという位に股間の少し盛り上がった部分に注がれている。嗚呼 なんとやら。

 たとえばキムタクがワコールの女性用下着を身につけても気味悪いものにしか映らないだろう。この違いは一体何なのだろう。きっと、女性が男の持ち物を身につけるという事は それなりにナニカシラ意味のあることなのだろう。

 もしキミがオトコなら 彼女が着の身着のままで夜男の部屋にやってきて 男のものを身につけた記憶などあるに違いない。オンナノコならば そういった経験があるかも知れない。断って置くが、僕はオンナものの下着は身につけたことはない。失礼。

2003/2/15
 少し熱っぽい上に気分も優れないので土曜日の正午前、近所の開業医のところへ雪崩れ込んだ。待合室には私より遙かに悪そうで咳をまきちらしている主婦や、受付でいきなり気分が悪くなって倒れ込む人たちが居て、「こんなところに長々おったら それこそ病人になってまうなぁ」と心中嘆いていた次第でございます。

 診察室で「きょうはどうしました」「はっ、熱があって インフルエンザだったら48時間以内なら発症を抑えられると聞きまして」「喉は腫れていないですか」「いえ」等々のやりとり。
 インフルエンザはまずは高熱に見舞われるそうです。試薬のついた綿棒を鼻につっこまれてびっくりしました。涙とくしゃみがでます。この流行でクスリが不足しているらしいんですよ。私はなんともなかって、お陰で用心しながら家でこの通りキーボードをカタカタやっているんですけどねっ、クサイと思ったら急いでお医者さんへ。売薬でなんともなるものではないそうです。

2003/2/23
 もうそろそろ喰ってしまわないと、というものがいくつかあったのでそれを食事のメニューに組み込んでみました。そのなかでひとつ、MUJIの韓国風冷麺、これは二食買ってきて一度食べたのですが、あまりにクセが強く(まずく)感じられましたので、もう一食は食わずに捨てようと思っていた品、きょうはリベンジということで再度挑戦してみました。焼き肉を乗せると美味いとありましたので オージービーフをたれでやき白ゴマを死ぬほど投入してキムチと共に具材として登用しました。するとどうでしょう(&lt-渡邊篤史風に言って下さい)韓国風冷麺とは左様なものであったのか、と唸らせるもの(大仰ですな)に変わりました。

 ひとつは乾麺のクセの強さはよく水洗いしなければならない、これを前回は心得ていなかった。あと強烈な焼き肉やキムチを乗せて食べることを想定して淡泊に創られた味は、そのキャラクターぬきで食べると、理解しがたいものであったのだ、と思います。
 薄味のスープの中をこってりとした焼き肉が泳いでいるさまは 一見異様ですが、こんな世界もあるのだと、良い体験になると思います。あと麺はコシが強く、噛みきるのに苦労しますので、予め食べやすく切ることをお薦めしておきます。それと、腹は張ります。こなれが悪いので・・。

2003/2/27
南区の竹田にあるEbony Boxっていうお店に差し入れのドンクのクロワッサン下げて行ってきました。

休みにはライブもやってて、平日の夜にはミュージシャンがふらりと飲みに来る、ていう店。
面識がないと なかなかひとりで夜 店に行くのは気が引けるじゃないですか。
竹田というロケーションも謎ですが、地下鉄でふらっと行き来できるから まぁいいかなぁ。
向日市からは 直線距離にしてみると知れているのだけど、電車で行き来すると京都市内に一旦出るカンジになるから少し遠いです。交通機関なんとかしろ。-&gt京都市
店主のMichiyoさんの好い人柄も手伝って 頑張ってる店。ミナサンもご贔屓にしてあげて。

2003/2/28
なんかこのところ仕事で眼球を酷使しているせいか、眼がしっくりしません。
視力もめちゃめちゃ落ちています。
メガネは似合わないので厭だな。

会社帰りのスーパーに立ち寄るとお造りの類が半額奉仕になっているときが。
たまに「家族セット」みたいなやつが300円くらいで買えてしまうので、それを選ぶことがあります。
今晩も鰹のたたきが結構腹の膨れる量で手に入りました。
ほんとうに生鮮品って値段がよく分からないね。
ロスがかなりあるはずだから、かなり割高になっていると思うんだけど。
地方の朝市なんてのを見ても、よく分からないじゃないですか。高いのか安いのか。
僕があまりその辺をよく知識を持っていないというのもあるんですけどね。
可成りお腹一杯です。
直ぐ食べられる状態で売っているので助かります。
一緒に入っている大葉なんて、買ったらすぐ100円とかする。
とにかく早く食卓の頭数を増やさないと。
どうしても一品の量が増えてしまって栄養のバランスが悪くなるわけ。