COOKING”小細工料理記”

【2002/7/8】

 暑さもいよいよ本番。ふにゃふにゃになりながら帰りスーパーによると豆腐売場がスッカラカンのピー。誰でも考えることは一緒か、冷や奴は残念。

 先日タマネギを買おうと思ったら新タマネギしかなくて「うーむ 使いにくいし、直ぐクサルし」といいながら泣く泣く買い求めたのだが、その余名幾ばくもないタマネギで肉詰めピーマンでもと思ったのだが うちの家はキッチン部分にクーラーがなく 火を使っていると悲惨な状態になった。山のように出来た肉詰めピーマンを皿に盛る頃には すでに食欲も失せ「あー そうめん」といいながら タマネギの破片の飛び散った中でそうめんを茹で始めた。5分後 結局 ざるにそうめん盛って おしまい。10分後 夕食完了。嫁さん貰ったらキッチンにもクーラー設置しないと 何時かは刃物で切られそう。

 暑いわ。

【2002/3/14】

 初めてクッキーを焼いてみました。こういうといよいよ変な奴と思われるかも知れませんが、凝らなければ誰にでも出来ます。ナニというほどのものでもない。

 右も左も分からないアホウな私はただただ無印良品に行ってチョコチップクッキーのセットを買い求めました。予め粉の材料は計量してパック詰めされています。バターをこねこねして あとは材料をボウルに入れて まぜまぜ 冷蔵庫で少し寝かせて あとは「なんちゃって形状」にして オーブンレンジで焼くだけ。一応手作り。でも結構好評だったので また焼いてみるかな。

 なんにせよ ものの仕組みが(断片的にせよ)理解できるというのは 面白いものです。

【2002/3/2】

 いやぁ 春浅き日の温かさの大安売りというか。このまま春になってしまうには心の準備がいまひとつなんですがね。

 今日は念願の「竹ささら」を買ってきました。580円也。これで中華鍋、中華おたま、竹ささらと中華の板さん三点セットが完結したわけなのです。鍋をカンカンと心地よい響きを持って中華おたまを操り 食材を見事に返し、皿に盛ると 湯をぶあぁっと注ぎ ささらでヨゴレを取り除く。無駄のない、職人の所作。芸術的。ほんとうに中華料理の板前さんはオトコギがあるというか ほれぼれしてしまいすよ。私はことあるごとに昔から「オンナに生まれたら、絶対中華の板前さんのヨメになっていた」と断言 周りから不思議そう・・な視線が集まっているわけなんです。

 私も以前はテフロンのフライパンで何でも済ませていたので、鉄製のフライパンやら中華鍋の扱い方を知ったのは一年もしない昔、よその掲示板で見かけたんだけど、イマドキの奥様はやはり洗剤でゴシゴシ洗わないと気が済まないらしい。ご存じの通り、鉄製のものは洗剤を使わないのが流儀で 湯水洗いして ヨゴレを落としたところで油を塗っておく。残留した油分を鉄になじませることにより焦げ付きなどがなくなり、錆びにくく 扱いやすくなる。

 僕の動きと来たら てんでヤル気がなくて、中華の板前さんの足下どころか 地下30メートルにも及ばないのだが、ささらが適度に馴染んで シャカシャカシャカという音をたて 中華鍋をクリーンナップしてくれる日がいまから楽しみなのだ。

【2002/1/3】

 さて 今年の一発目は「京風お雑煮」。イタリヤードの北村社長が手掛けられた「京都倶楽部どっとこむ」に懇切丁寧なレシピがあるので、そちらをご覧になればよかろう。(リンクが切れているのか、会員しかアクセス権がないのか、表から入れない、が、サーチエンジンで「京風お雑煮」と入力すればヒットする。謎。)1日は関東風にチャレンジしてみたのだが、わざわざきちんとダシを取った割に美味しくなく(やはり関西人の血がレジスタンスを起こしたのだろうか??)落胆したところに、これは手軽に出来て、さらに実家の味にかなり近いものが出来たので満足だった。

 普通はこの時期にしかおめにかかれない「祝い大根」という代物をポンポンと輪切りにして入れるのだがそんなものは(一人暮らしの家に)あるはずがなく 冷蔵庫の大根で。お芋も冷凍のもの(ちと不味い)餅も以前鍋の時に余ったパックものと悲惨な状況だが、京都生協の「京風白味噌」(特売で以前100円だった)を溶かしちょっと濃いめにすると自分が期待するものに限りなく近いものが出来た。ウマイ!実家から貰ってきたものや、年末にスーパーで買ってきたものを合わせると、一人前に正月の食卓ではないか。京都に居てまだ白味噌のお雑煮を食した事がない人には 話の種に一度お薦めしておく。

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【2001/7/19】

 いま 汗だくになりながら キーを叩いています。今日の晩ご飯は 真っ赤なシチューと ビールだけ。

 まず 冷蔵庫の冷凍室から 凍った鶏肉(もも肉)を出して 解凍してください。つぎに 食べやすい大きさに切り 小麦粉をすりつけ 粗挽き胡椒と 塩です。フライパンで 油を引き 此を焼き付け 取り出します。サラダ油をまた引き にんにくのスライスを入れ香りを出し なす タマネギのみじん切り ししとう(オクラ的)を 好きな大きさに切った奴を 炒めて下さい、次に 鍋に プチトマトの水煮をあけ 鶏肉 と 野菜の炒めたものを入れ こってりし過ぎないように 適宜水を加え あとは煮ます。最後に ふたたび 適宜 塩 あらびき胡椒してください。あ、ローリエも入れましたね。

 と 調理法は ねもはもないが サウスアメリカのソウルフードみたいだ。もっと良いやり方があれば 指南されたし。

【2001/4/1】

 3/20付けの炒飯の記事だが、とある人が「安物のブランデーかウイスキーを振りかけるとダマにならずにぱらっと仕上がる」と教えてくれた。その御仁も独り暮らしである。

 
 最近みそ汁をよく作る。ひとり分だから、「あさげ」やら「ゆうげ」のほうが話は早いのだが、冷蔵庫の在庫を活かしたいのと、ああいうパックものは1人前に小分けするために包装資材を余分につかっていてゴミが増えることもあるし、二杯飲みたいときはかえって手間になる、などの諸般の事情で、時間の許す限りコープの味噌とだしの素を使う訳である。「だしの素」なんか身体にわるいよ、と聞いたりもするのだが、その時々に「くたばってもひとりもの、迷惑などかかりはしない」という傲慢な理由でムシしているのだ。だいいちわざわざ独り分のためにダシをとっていたら、ますます・・。

 みそ汁は献立の中でも学派であり、哲学的である。知人の親爺は昔から絶対にみそ汁だけは自ら手がけたものでなかったら口にしなかったそうである。寡黙なサイドメニュー。しかし美味い味噌汁に打ちのめされることは度々ある。やはり小分けのパックから味噌をひねりだして、乾燥したネギやわかめを入れ湯をそそぐだけ、というみそ汁(それはそれで十分なのだが)では気分が出ない。キッチンにひとり立ち、一度火を止めておたまの中でゆっくり味噌をとかし、煮立てないように再度火を入れる。その場から離れるといつもふきこぼしてしまうので、その時は椅子に座ってゆっくりギターを弾くのだ。無意味な時間をだらしなく使い捨て、最後にそれを咎められるのは誰からだろう?自分だろうか?世間だろうか?

 最近全然ハッピーになれない。誰のせいでもない。そして今日もブルーな気持ちの底からじっとみそ汁の中の対流を眺めているのだ。

【2001/3/20】

 私がよく試みる割には自信がないのが炒飯である。と「大貫妙子」のカセットを聴きながら考えている。ご飯はたいてい二合ずつ炊いて二日に分けて食べるが、用事があったり外食だったりで間があいてメシが見るからにまづそうになったら一も二もなく炒飯である。世間のみなさんがそうするようにまず材料をセッティングしてから、コンロの火は全開、レンジフードも回す。中華鍋にサラダ油を回し入れまず溶いて置いた二個分の卵を流し入れ、半熟になったところで鍋から取り出す(このままご飯をつっこむケースもあるが、私はいったん取り出している)卵のカスを手早く処分し、再度油を入れ、冷やご飯を入れる。正論かどうかは判らないが、ごはんにサラダ油を幾分か落とすとダマになりにくようである。カネのおたまで(中華料理屋でみるようなものはないのでL型になったやつで我慢)ご飯を手早く分離させ塩こしょう、ここでネギをツッコみ、さきほどの卵をさっといれ、最後に鍋のふちに醤油を回し入れジュッ。私は豚もおだてりゃ木に登るくらい手荒いのでその辺になんやかんや飛び散る羽目にあうが、焼きめしは兎にも角にも私の胃に運ばれるわけである。ごま油とネギで始めに香りを出すこともあるが、真から納得した作品にはいままで出会えたことがない。そんなことを望むこと自体がまだまだ青臭いのだろうか。

【2001/1/5】

 食パンについて考え始めたのはここ1年くらいのものです。で僕は世界を旅して最後にたどり着いたのは「ヤマザキダブルソフト」だったのです。別に松たか子がどうとかはいいのです。私の寸法にあっているというか。安売りもしているというか。「新食感宣言」シリーズより一つ上のランクで6枚切りかなんかが定価200円。しかし分厚くてフワフワしてます。やはり食パンはトーストしたときのかりかりとした外郭の歯ごたえと、中身のもちもち感が生命なのですが、彼はこの両方を兼ね備えているのです。ひとつは一枚が分厚い割に中身の目が詰まっていない(気のせいか?)ので、薄く安いトーストにありがちな「中身まで熱が通り過ぎたためにカタイばかりで美味くない」がありません。僕は買ってきて一食だけ食べて後はラップをかけて冷凍庫へ。これですと数日過ぎてもトーストさえすれば遜色がありません。先日年末大売り出しで、おばちゃん達と押し合いへし合いしているうちにペコンと見にくくへっこんでしまったことがありますが、それでも美味しく頂いておりました。きょうは「新食感宣言」が安売りしたのでつい浮気をしてしまいましたが、結局浮気は浮気でした、やっぱり本家が良いや。

【2001/1/2】
 正月といえど一人暮らしはご馳走を食べている訳ではありません。年末にうどんが五玉で100円だったので、お昼はうどんがさらっとしていてよかろう、と考え、きょうの昼は必然的にうどんになりました。いままであまったれていた僕は、いつもうどんのおつゆが付いているのを買っていたのですが、21世紀になったことだし、ダシくらいは自立しよう、と思いつつ、キッチンに向かいました。ダシじゃこは昨年の忘年会の景品でもらったのですが、ここは生協のダシのもとで代用。多分ダシ12:うどん1:みりん1くらいでいいのだろう、とやってみるとそれらしくなりました。まだダシの味は後の時に課題を残す仕上がりでしたが、とろろ昆布をぱらり、とやると、なんとなく旨く騙されるような気分になりました。

 僕はうどんのようなヒトが好きです。白くて、やわらかくて、つるつるしていて、そんな素材も旨くつきあえて、しかもコシがある。食べるヒトを選ばない、しかもあきがこない。うどんは日本人としての食への欲情をかきたてます。「食」と「色」は似て非なるが如し。なんのこっちゃ。

【2000/4/17】
 

 えー、昨日はオムライスを作ってみました。第一号です。なぜかいままで作ったことがなくて。作った後に「あー、チキンを入れれば良かった!」そうです。チキンならむね肉でいいでしょう。スーパーで大きいのが100円で売ってます。お給料が出たらもも肉にしましょう。皿の形状に合わせてシカクイオムライスが出来ました。真ん中はケチャップですが、残念ながら名わき役の福神漬けがありません。具はハムとタマネギとピーマンでした。グリンピースがあればよかったのですが。卵は安かったので奮発して使ったところ、卵の層が逆に厚くて、オムライスとしてはいまいちです。やはり、かえって焼き切らない「ぶじゅっ」とした薄目のものがいいでしょう。ご飯も、あまり張り切って火を通すよりは頃合いを心がけることが肝要です。ご飯の分量が予想以上にあったのでフライパンをそのままひっくり返して皿に盛りました。まだまだ勉強が必要です。あとカボチャのスープとマカロニサラダにしました。

【2000/4/15】
 それはくちにするのも空恐ろしいが、私の血塗られた過去から語らなければなるまい。私はこの歳になるまでろくすっぽ包丁も持たずに生きてきた。それは地上のありとあらゆる神々がそれを拒んだからだ。しかし幕は切って落とされた。私は生娘の生き血がほしい。なま暖かい処女の血を…というわけでなんちゃって調理ははじまったのだ。

 ・・というくだりで始まるはずである私の料理記は、2年前私のサイトの中で名物コーナーになるはずだったが、結果、このとおりのひなびた雰囲気となってしまった。おまけにあまりに写真の調理した物がまずそうなので、結局掲載されず、お蔵入りになっていたもの。ごく一部、今回勇気を出して掲載。
 1.まずは、引越して来た生まれて最初の一人暮らしのの夜、スーパーでお惣菜を買ってきて皿に盛り、実家から持参のおでんを最新式?デンキコンロで加熱することをこころみた。献立[実家の残り物おでん][5時からディスカウントのポテトサラダ][死ぬほど辛いアジの南蛮漬け]

 2.次の日は各種調理機器のテストランが水産試験場の職員30余名の立ち会いの元行われた。献立[またもやそのまんま惣菜のおから][5時からディスカウントのイカソーメン ちょいまず][包丁をはじめて活用=おくら][電子レンジ初稼働記念=冷凍えびしうまい]

 3.はじめてフライパンを駆使しての炒めモノ。安価なキャベツとモヤシとベーコンなどを投入。生協製「塩こしょう」が本領発揮。献立[どこからみても平凡な野菜炒め]

 4.じゃがいもを輪切りにして湯がき、タマネギを炒めて焼きざらに盛り、マヨネーズをかけて電子レンジのオーブン機能でこんがり焼くつもりだったが、部屋のブレーカーが落ちてしまい全ては暗闇の底・・大失敗。献立[路線変更=まぁポテトサラダと思えば腹もたたんが…やっぱり立つわい!]

 さらに、その後のこんな文章があった。今読むとよくも・・と照れるのだが・・。

 「コンビニ」の弁当は喰わない、というのが一人暮らしの絶対条件だった。一人暮らしの女の子がああいったブタの餌みたいなものを嬉しがって喰っているのが理解できない。

 と、いいながら数年前、私も珍しがってその餌を食っていたが、どういうわけか、決まって胃がおかしくなるのだ。多分油の状態によるものだと思うが…?私はお陰で、2ヶ月である程度の調理は出来るようになった。チャーハン、自家製ハンバーグ、親子ドンブリ、鶏クリーム煮、茸のソテー、味噌汁各種、おひたし、さいころステーキ、スパゲティナポリタン・・それも「ヤバイ橋(箸?)」は渡らない事になっているので、まったく喰えなかったことはない。と、いうか殆ど美味しく頂いている。

 そこでお勧めしたい。上手にやれば調理は時間はかからないのだ。大体喰っても死ぬのは自分だけ、と開き直れば気は楽!客の顔色を常時伺っている社員食堂のおばちゃんの事を思えば、なーんて気楽なのだろう。自炊が得か?果たして外食か?という議論もあるが、たとえ自炊が高価くついても、自分の得るモノを考えてみてください。さー、やってみればぁ、自炊。おおえさんでも出来るんだから。

【2000/2/6】
 バンドの練習が終わって帰ってきた3時、昼飯のタイミングを逃してしまったのだが、晩飯が遅くなるので半分何か食べたい、と思い、非常食のカップ麺の鶏なんばを前にして悩んでいるときにふっと思いついたもの。

・・「フレンチトーストが食べたいなぁ」

 食パンの残りもあるし、冷蔵庫には卵も一個残っている。ミルクもバターあるし、シロップもあればいいが、これは砂糖で代用だ。シナモンもあればいいのだけど。

 確か「クレイマー・クレイマー」だったかなぁ・・カミさんに出て行かれてしまったお父さんが唯一人の息子といっしょに手際よくフレンチトーストを作る場面。私自身あまり食する機会のなかったあのトーストがことのほか美味しそうに見えたっけ。

 僕はパソコンの電源を入れ、ブラウザを立ち上げた。サーチエンジンでたどり着いたとある掲示板で美味しいフレンチトーストの作り方について諸姉が論議しているのが目に留まった。なかには前日から仕込みをかけるものもあったが、なにもそこまで、結局自己流でイイや、ということになった。結局風味はよかったが、やはり卵の浸みた部分は柔らかすぎるので、今度は一度オーブントースターで焼いてからまぶすことにしよう。でも焼いてしまうと馴染みにくいとも思うが。

 今晩は昨日から仕込んであるおでんがある。実は自分で作ったのは初めてなのだよ。

【1999/7/12】

 親子丼には手こずる。自宅でつくる究極の親子丼とは?まず、半熟である卵の状態がぷわっとしていること。鶏肉がぷりっとしていて歯ごたえがあること。ご飯の具合が柔らかすぎず、かたすぎず、最良の状態であること、等々である。前回は味付けに失敗したので慎重に行ったが、やはりご飯が残りのご飯ではいまひとつだめだ。また半熟である卵がどの程度下地の調味料をキャッチしているかも問題となる。前回火が強すぎて失敗したため、今回早々と火から上げてしまった。まだまだ勉強が足りない。

 と、ここまで書いて全然関係ないが昔(僕は28歳だった)付き合っていた彼女との楽しいひとときのことを思い出した。河原町にあった1200年広場という場所でビールを飲んだり、焼き鳥を食べたりした。死期が近いのだろうか…?

【1999/2/22】
 今日もいつもの八百屋だが、今日は冒険をしてかぼちゃを買ってみた。「これ、どうしたらいいんですかねえ」腰の低い、人のよい「かね幸」のご主人にあれこれ聞いて、とりあえず現状打破、かぼちゃを調理して一皮むけよう、と決心して半分に切ったかぼちゃを買った。たまに、「こんなにいらないわぁ」という近所のご婦人のリクエストに答えた結果か、半分に切った白菜やら、そんなものがあるので助かる。

 家に帰ってあれこれ考えていると、ふと兄貴の嫁さんがかぼちゃサラダを作っていたのを思い出した。卵ふたつを湯に掛けてから、かぼちゃの固い皮をむき(あとで、電子レンジのあとに剥いたら楽ということに気が付いた)いくつかに割って電子レンジで10分。その後、一寸冷まして(結構早くさめる)いるうちに先程の卵がゆで卵になっているので殻を割り、中身を潰して、かぼちゃと和える。ツナ缶を開け、マヨネーズと塩こしょうでさらに和えてできあがり。アイスクリームを掬う時に使うあの先の丸いスプーンでとり、サラダ菜に盛りつけると綺麗だよ。

【1999/2/15】
 今日夕方いつもの八百屋によってみるとネギがめちゃめちゃ高かった。一束350円となぁ?

【1999/2/7】
 安さに惹かれて(50円。生協)おからを買ってきた。調理法が分からないので電話をかけて母親に聞くと大体のことがわかった。

 中に入れる具は、お揚げ、ネギ、ちくわ、人参、ゴボウ、こんにゃく、鶏肉など。今回はゴボウと鶏肉は諦めた。

 以上の具を出汁で煮て醤油と砂糖で味付け。出汁は多い目にする。別の鍋に油を敷いておからを炒る、十分に火を通しながら、先程の具を入れる。出汁は適宜入れてべちゃべちゃにならない程度に気をつける。出汁が少なければカスカスになるし、出汁に浸っているようでもダメなので加減するように、とのことで、またおからは念入りに火を通しておかないと日持ちがしないので注意して、との事だった。結果的に山のようなおからが誕生し、タッパにつめて、日頃オカズを分けて貰ってくれている人達に味見してもらうことになった。

この日は他にひじきの煮物やら、豚の生姜焼やら、かますご(湯通しして酢醤油でいただく)やら、オクラ納豆(梅肉入り)やらを頂いた。おからは4人分あったので算出がむずかしいが、大体500円にちょっと足の出る予算でご馳走がたべられた。

【98/11/15】
 忙しい一週間を乗り切った個人的なお祝いに、昨日の帰り道、「土曜日だし、時間の余裕もあるからステーキにしよう」と思い立った。ごくたまにやる、さいころステーキだ。トータルでは一日/500円見当のオカズ代からはちょっとはみ出るが、まぁいいか。

 このへんは従来からいろいろと規制があったためか、大型のスーパーがなくて、昔ながらの「サカナやさん」「肉やさん」「八百屋さん」といった類のものがたくさんある。それがけっこう遅くまで(午後8時、9時)やっているので助かる。今日の肉やさんは二条柳馬場の角にある。愛想は大して良くないが、とりあえず品数は豊富だ。助かる。包装自体もあのスーパーでよくあるうっとうしい発泡スチロールのトレイではなく、あの紙のやつだ。探すとさいころステーキはほどなくみつかった。100グラム 300なり。うまそうだ。150グラム買った。ステーキソースもスパイスも付いている!値段の表示の傍らにへたくそな字でマジックで書いてあったキャッチフレーズも凄く気に入った。「人生コロコロ」・・。

 これをバターで炒め、ワインをふりかけてフライパンのふたをする。すると肉汁がいっぱいでるので、焼き上がった肉を取り出して、シメジを炒めて、それごと肉の上にぶっかける。おいしい。

 

 あとは八百屋で買ったトマトとキャベツを(どちらも小粒)使って「かんたん・具たくさんトマトスープ」3カップのお湯にマギーブイヨン(固形)を落とし、酒を大匙1、沸いたらざく切りのトマトとキャベツとこまぎれのベーコン、たまねぎを無造作に投入、煮て、頃合を見計らって大匙の半分のかたくり粉を倍量の水で溶かし、回し入れる。その上、たまごをといたものをゆっくりと回し流し込み、少々煮ながら塩こしょうして出来上がり。

 あと、じゃがいもが転がっていたので、剥いて2CM角ほどに切り、電子レンジで6分チンして、ボウルの中でツブマスタードとマヨネーズで和えたものを作った。これも簡単便利だぞ。

【98/10/13】
 晩御飯でワインを飲み過ぎた。暫く洗い物も出来ないだろう。仕事から帰ると職場のストイックな精神状態の鬱屈の反動で独りでもたんまり飲んでしまうので、たいがい後が使いものにならない。困ったものだ。

 MBS-TVの「あまからアベニュー」を見た。今晩は「やきそば」についてのレポートだが、その中で「そばめし」について取り上げていた。そばめしというのは要するに、単純に鉄板で焼くやきそばにご飯が混入している状態を想像すればいい。実は私も関西圏に30年以上住みながらこの存在を知らなかった。発祥の地は神戸の長田である。よって神戸や三宮の駅で降りてお好み焼きの店をランダムに選んではいると、多分遭遇できると思う。

 先日NHKの「男の食彩」で若い男の子が母親譲りの味付けの焼き肉を「長田の味」と何度も口にしていたのが印象に残っている。自分の生まれ育った場所を「××の味」と冠することが出来る誇りのようなもの…がどれだけあるか疑問だ。

 今晩は酔っている。文章が滅茶苦茶なのは見逃してほしい。え?いつものこと?

【98/10/11】
 「きょうの料理」の別冊にのっていたものだが、パクって掲載しよう。冷や奴にかける合わせ地だ。いままで醤油だけ掛けていたが、これを醤油大匙1、だし大匙1(だしの素を適宜溶かしたもので十分)それと小匙1のみりんを加える。これだけでなかなかいけるのだ。おっと、水切りは忘れずに。これは電子レンジを活用するといいらしい。

 台風の影響で野菜の値段が急騰している。母親の「とりあえず根のもんをくっとけ」というアドバイスで晩飯にハイC/Pのもやしが登場。¥28-。僕の場合、おしたしにするが、すりごまを大袈裟に和える。ごまはお肌によいらしい。あっそう、塩蔵わかめも安価で日持ちがする、強い味方。

【98/9/23】

 月曜日の夕方、またもや生協に寄ってお買いもの。大体月曜日が買い物の日となってきている。あとは一寸足りないモノを間の日に買い足すだけ。

 8/18にも書いたが、夕方肉やお魚に3割引や半額のステッカーが貼られるが、そのステッカーをもった生協の職員が徘徊すると、肉の売場の前にお客のスクラムが組まれる。その貼られたものに、迅速に判断を下し、すかさず奪い取れるかどうかが、今晩の食卓の勝者と敗者の分かれ目となる。

【Rag風豚キムチ丼】

 ライブスポットラグ(京都木屋町)に行くとバカの一つ覚えで喰っている名物メニュー。レシピは不明だが、多分あぶらをひいたフライパンに豚肉を炒め、キムチと細切りにしたタマネギを入れて更に炒めたものをほかほかのご飯に乗せ、その上に刻み海苔を加えただけのものだと思う。単品の豚キムチとなると、僕の場合少量のお酒と醤油を加えることになっている。豚肉を使った料理のとき少しだけ肉を冷凍しておいておけば、簡単に一品、一人暮らしの味方だ。

【98/8/18】

 夕方、生協に寄ると、棚にほとんど商品がなかった。多分、盆休で農家やら業者やらが休んでいたせいで、品数がそれほどないのだろう。品物自体もいつものような新鮮さを欠いたのか、三割引のステッカーがおもむろに貼られていた。でもこの三割引は独身者にはとてもありがたい。格安でメインディッシュが確保できる。夕食@¥500(ただし、缶ビールは値段に含まない)見当で料理を用意しているので、それだけで随分ゆったりとする。ただし不意に賞味期限をやり過ごすと、いきなりチャレンジャーとなって食材と戦わなければならない。というものの、まだ負けたことはないから幸福者かな。

 【ほたてとヤングコーンのホイル焼き】

 1.臭いホタテ(笑)をよく水で洗い、食べやすいように二分割。酒大匙1と塩こしょうをふっておく。2.ヤングコーンの缶を切り(108円!)これも水で一旦洗うべし。3.フライパンにホイルを引いて、バターを設置。火にかける。ほたてを入れ、ヤングコーンも入れる。頃合でほたてをひっくり返し、火を通す。3.そろそろだぁ、と思ったら、塩こしょうをして出来上がり。

 ホイル焼きは皿が汚れないから大好きだ。主役がサーモンだと、タマネギと人参が相棒になる。えのき+ベーコンでも良好。

 ただし、この日は生協のペティトマトは最悪だった。簡易包装はいいのだが、袋詰めにされて搬送途中に圧力が掛かったのだろう、何個かが痛んでいて使いモノにならない。以前一般のスーパーで買ったモノは味はそれほどよくなかったが、ケースがしっかりしていたために後々持ちがよかった。いらぬゴミ、ながらそれなりに訳がある。むずかしいのは両者の選択也、か。