Diary200307

2003/7/3
 過日ツルムラサキという野菜を買ってきました。ほうれんそうの変わり種かな、と思っていましたが、最初の印象はその土臭い風味に「あ~ こりゃもう遠慮」と思ってしまいました。流しのかび臭いニオイにちっと似ています。でも鉄分やカルシウムを豊富に含んでいて健康には良いらしい。一度体験してみてください。納豆に和えたり、ぽんずしょうゆに和えたりしてみました。土臭さを消すくらいの大胆な味付けをしたほうが良いかも知れません。

2003/7/4
 おばんでごわす。
 今日帰り阪急電車の特急にゆられておりました。何時もの位置と違い、すぐ隣の車両が「女性専用車両」でございまして、「こないとこでいっちょもまれてみたいわ」というような光景が繰り広げられていました。
 女性に産まれて、女性専用車両に乗るという体験は、この先長かろう人生の中で、体験し得ないものでしょうが、如何な心地でしょう。
 松山千春の「恋」なんて曲に確か「この次産まれてくるとしたなら やっぱりオンナに産まれてみたい」というふうなくだりがありますが、オンナはオンナ、男は男に生まれ変わりたいと思うのが自然な流れというものです。それはそれぞれの立場で実体験しなければ理解し得ない美味というものがあるでしょう。しかしそれは思いを巡らせるならば、雄ねじには雄ねじの愉楽があり、雌ねじには雌ねじの愉楽があるように、実はとっくの昔に一元化せしめられたものであるかも知れません。つまり、根っこはひとつところから繋がっているのではないか、というのが私の想像するところなのです。
 本当は、女性専用車両に乗っている女性は、女性専用であることに飽き飽きしている、これが実状ではないでしょうか。頑張れ、阪急電車。

2003/7/5
 雨ですな。土曜となると雨。洗濯物に窮する。

 昼食の代わりにホットケーキを焼いてみました。以前フレンチトーストはやってみたのですが、これは初めて。甘い食べ物ですから美味いのは1枚までですな。あとたまに思うのですが、やっぱりこういった時バターは無塩ですな。ホットケーキミックスってやつですから ミックスと卵と牛乳。あとバターとシロップがあれば。食べ過ぎて苦しい。大きいのを2枚焼いて、4人家族で半分ずつおやつに食べるといい感じです。火は細めにしないと外はこんがり、中はなまやけ、が出来てしまいます。でもあまり慎重になりすぎると、パリパリしたカンジがないようです。さて、そろそろ出掛けるか。

2003/7/7
 7月ライブ1/3も終わって、一息。疲れが出た。職場で突如眩暈がしてぐったり。ライブだけやっていた訳ではないが、色々詰め込みすぎた。

 流石にメシを作る気力もなく、町内の王将へ。雨上がりということもあって、空いていた。クーラーも効いているし、酢豚+やきめし+唐揚げのセットで650円也。家でこれを作ったら、一体どれだけの手間がかかることやら。
 で、精神的に脱水症状。でも、こーゆーブランクみたいな一日が幸せなのかも知れないし。ちょっと横になってから目覚めて 夜中に毎度毎度の事ながら洗い物をしてるわけ。

2003/7/8
 何がいまの政治イカンちゅうて、一握りの爺様がいつまでも現役でカネと力を持っている、これがまずい。市井の人であったなら「もうワシもそろそろ後進に道を譲ってだなぁ」という年齢がとっくに来ていような御仁だが。このまま荼毘に付されそうな生き仏みたいな前にも後ろにも進まないような政治家が、イマドキの政権はどうだ、っていう発言している事自体がオカシイ。マスコミもそんなもんばっかり追うなっちゅうに。

 昔の歌に「新しい船を動かすのは古い水夫じゃないだろう」みたいなのがありまして、もちろん古い水夫の経験や助言 これは必要でしょうが、やはり今後の話をするとしたら、もう10年後地上に居ない人よりは、やはり「子育て世代」の同胞を捕まえたいわけ。多分、情熱的に世の中の風のことを案じて汗を流している人は、よく分からないけど、いくらか居るはずなのだな これが。

 「あの人たち」には少なくとも心穏やかにこの人の言葉を拝聴しようというそういう存在が簡単に見あたらない。かといって無関心をあたりまえのように態度として身につけてしまうと、前途の「一握りの爺様」にアンタの未来を横取りしてしまうことになりかねないのだ。だから 責めて選挙には行けよ。これという人が心底見つからないならば 白票を投じよ、責任果たせ。

2003/7/13
アメリカの要人らしき人物がテレビで喋っている。
北朝鮮についてなのだ。
エーゴはよく分からないのだが、インタビューの中で
なんども「Nuclear」と言っているように聞こえた。
よく聴き直すと「North Korea」であった。

休みとなると雨がよく降る。
湿気くささ全開バリバリ。
今年の梅雨は近年稀にみるシケぶりである。

朝のテレビでは林寛子の離婚騒動について取り上げていた。
仮面夫婦とやらつつかれっぱなしだが
私にしてみれば彼女たちは自然で冷静なのかも知れない。
これがあるべき夫婦生活たる根本はなにもなさげに見える。
彼女たちは離婚しても別居すら必要ないのである。

あれこれカギ回しているマスコミの御仁も
蓋を開けてみれば 自分のことがどうかは他人と比べてどうのこうの
相対的な評価でしかないのではないだろうか。

雨だと 余計色々感じる。

2003/7/21
お休みの昼下がり。きょうはナンの予定もなく 一年の内でそういった日は殆どないが その何もなさ加減にどっぷりつかりながら 部屋の片づけなどをしているところ。
キッチンにはクーラーもないので冷凍室に備えてあったカトキチの冷凍やきめしをフライパンでささっと炒めてお昼ご飯に。量が少ないのがつらいところだが、結構うまい。とゆーか、日頃作っている自作の品より美味なのである。こういったとき愕然となる。

休みともなると あれこれしなくてはいけない事を紙に書き留め 時間なども割り振っていそいそとこなし、外出の時間ともなると慌てて出掛けるのがいつものパターンだけど、こういった日はゆっくり用事などしていると このまま10年20年など一気に過ぎてしまわないだろうかという恐怖にかられる。休みは生活を滞りなく運営するために必要なんだけど、一番気楽なのは仕事に勤しんでいるときなのだ。これが本音。以前は日々の楽しみだった ライブともなると、今では逆にブッキングやら印刷ものやらほぼ1から10までやらなくてはいけないのでかえって気が重いわけだ。