レジ

日がな一日

にらめっこ

仕事あるところに

レジはあり

プラスマイナス

アップサイドダウン

俺は数字に埋もれてゆく

シンギュラリティもへっちゃら

Aiは餃子も包めないし

晩酌のおともをするでもない

人間の残された価値にとどまり続ける

俺の作った仕事よ続け

ヒトはきょうも歩き続け

そのうちに夕暮れが降りてくる

ジャージー爺

嫁が留守の土曜日
高槻でひとり静かにカウンターで昼酒

メガネを忘れたので、お品書きが読めない

スマホでこんなふうに写真をとってそれを見ながらオーダー
という微妙なスマホの活用法である。

隣席の殿方はジャージでキャップで
「標準的な世間のオッさんの呑んだくれた場合の典型的な話ってこんなんかな」
と聞かないふりをして聞いている。

そんな世間的なおっさんの領域に、自分自身どんどん近づいている。
でも俺は、どんな世間的な店でも、ジャージでキャップはいややな。

Alive

新妻聖子さんの曲。
1年前くらいのリリース。
いい曲だなあ、と思う。
さっそく、ヘッドホンで、通勤のおともに。

サビでしなるような
歌声の質も、
サビのメロディ、ギターもいい感じで編み物みたいに組み立てられている。
ベースや、ドラムやピアノのちょっとしたフィルもいい感じで入ってくる。

ただ、歌詞がすこし聞き取りにくいのはなぜかなあ。
ミックスなのかなあ。
「遅刻して生まれてきたこの世界で」という素敵な歌い出しの、
「遅刻」が、「地獄」にどうしても聞こえてしまうのはなぜ?