アイドリングストップ

目に見えない恐怖、

それを植え付けたのは、なんだったのだろう
日本のどこかで、
世界のどこかで、
災難はいつも「自分でなくてよかった」とどこかで感じている
「自分でなくてよかった」を守るために、
合法的に「自分以外の誰かはどうでもいい」という振る舞いに出てしまったのじゃないか、と思う。

わが身になって、それは、ある意味、
水に隠れて見えなかった橋桁の根っこが水が干上がって見えただけなんじゃないか。

近頃、アイドルの子たちが、
とてもまぶしい
こんな時でも
いろんな制約も、かわして、駆け抜けてゆく。

いまは、今しかない!と理解しているからに違いない

彼女たちが、空に向かって
「愛してる!」と叫んでいるのを見て
「具体的には誰のこと?」とふと思ってしまう僕は、本当にだいじょうぶなのか?
それでいいのか?

花火のように、
我武者羅に、
弾けて、儚く終わってゆく
それは、絶対的な真実じゃないか?
そんなとき、自分に照らして、自分はこれでいいのか?と問いかける。

彼女たちが置いてゆくのは、
時間がわずかに残された、僕たちの宿題そのものなんじゃないか
シグナルは赤で、
エンジン止めて、
そのままでいいのか?

来年も、
僕は僕を、納得ゆくように生きたいし、
あなたにも、そのようにしてほしい。