Diary200409

2004/9/10
結婚の相手を選ぶ時、
世の女の子たちは「価値観が同じ人がいい」って言うし、
「やっぱり価値観が違うみたい」とか言って遠ざかったりする。
価値観ってなんだろ。
価値観って、思いの偏りや
つまらないこだわりって事とは違うんじゃないかな。

小学生の時、草野球が好きだった人は
やっぱり高校野球が気になったりするでしょう。
それって、その人が過ごして来たもので貯えられたものだから。
自分とはやっぱり畑違いだなぁ、と
短絡的に腐ってしまうのは自分にとっても不利益ですよね。

価値観の同じ人を探したりしているのは
骨ばかり折れる事だと思います。
それよりもどうにでもなるこだわりは捨てちゃったほうがいい。
色々な人の世界に触れて、自分を豊かにする機会にしたほうが
お得な人生、って思うのは僕だけなんでしょうか。

2004/9/11

来年の夏、MUSICA GOANZAは満10歳になります。
是を機会に全部内容を書き直そうと思っています。
HTML+CSSにするのと、
独自ドメインも取るつもりです。
あと、サーバーも運用するつもりです。
掲示板のスクリプトも自分のものに総入れ替えとなります。
結構凄いです。
いつどこに時間があるんでしょうね。。

以上、そこそこくらいに、ご期待下さい。

2004/9/12

きょうは河原町へ鞄を見に行きました。
愛用のダレスバッグが酷い状態になっていて、
とある方面よりお叱りを受けておりましたので。
わたしの大好きなこの鞄は、平日と言わず、休日を問わず。
苦楽を共にしておりましたので、すり切れて、剥げて。
それはそれはかわいそうな状態になっておりました。

ダレスバッグはもともとは
「ドクターバック」だの、「ロウヤーバッグ」と言われておりまして、
書類や商売道具の多い、
お医者さんや、法律家、弁護士の先生がお使いになる
口金をぱちんとはずせば、パクッと鞄の口が広がり、
中身が取り出しやすく、見渡しやすい、とっても便利なやつなのです。
もともと米国の国務長官のダレスさんが来日の時に持っていた鞄を、
日本の職人さんが真似て作りはじめた、というのがルーツらしいです。
(ですから、日本以外の国でダレスバッグといっても通じないと思います)
ミテクレよりも、機能・耐久性を取りたい私のような輩には人気がありますが、
少数派ゆえ、他の鞄に比べて最近ではあまり売れない上に、
舶来の製品に押され、国内でもダレスをやれる職人さんが少なくなっているそうです。
たまたま立ち寄った鞄屋さんでも
「これはもともとうちでやっていたのですが、
職人さんが辞めてしまったので、いまは生産していないんですよ」
なんてことを言われてしまいました。
結局店頭では、それらしきものは殆どありませんでした。

なんでも、ネット通販では、それでも細々とダレスをやっているところがあって、
そちらのひとつに今度厄介になろうと思っています。
「今一番売れていない鞄」なんて情けないキャッチコピーも。
でも、本当にものを取り出すたびにパチンとやるあの小気味良さと、
書類がストンと入る使いやすさと、仕事のデキる感じを、
今一度是非見直してみるべきだと思っているのであります。

2004/9/13

例えば、両江道での爆発、ちょっと気になるニュースである。
何かの情報があれば、すぐさまクリックだ。
核実験ではないだろうというコメントが入り、
抵抗勢力の仕業では、という情報もある。
知らされないで良い事が知らされるこの国の有り難さのお陰で
僕らはちょっと程よく痺れている、という気がする。
どれだけ地面がえぐれたか、とか、
どんな建物が木っ端みじんになったか、とか見て
うーん、このアングルじゃちょっと分かんないなぁ、とか
被害者の方々は気の毒だ、とかきっと数秒思ったりするのだ。
どうして、不実な期待感を持ってしまうのだろう。

幸せや豊かさは、時には考えもんだ。
自分も傷を受けて、そんな出来事を
わが事の痛みのように受け取れる人は矢張り誠実なのだ。
皮肉な事だといつだって思うのである。

2004/9/21

19.20.21と高知へ行って来た。
3年連続になる。
浜田裕介の居る中村にも立ち寄った。
彼の新作に若干トラックの空きがあったので
数曲僕のギターも入れてくれた。
今年は19.20の両日のライブ演奏もあった。

なかでも20日は、
友部正人さんと、三宅伸治さんのライブの
オープニングアクトで出演。
友部さんは浜田も僕も以前より
敬愛するアーティストなので、
打ち上げの時には
近くの席に呼んでもらったりしていたく感激。
ライブハウスにはいっぱいのお客さんで、
久しぶりに緊張したな。

20日中に帰れないので、
21日は仕事を休んで昼過ぎのバスで帰る事に。

少し時間があったので、
高知駅でレンタサイクル(無料で貸し出してくれる)
を借りた。
案内所で
「桂浜まで行こうと思うのですが」
と聞くと
「大体1時間20分くらいです」
とおしえてくれた。
ここと決めた方向に漕ぎ出し
宇津野トンネルを潜り
横浜・瀬戸という集落を抜けると
1時間ほど行くと海沿いの街に出た。
先日の台風のせいで
古いやねがはがれ落ちた粗末な建物が見える。
海沿いの通りにはきまって墓地があって、
墓石は全て海に向いている。
道路は墓地と海に挟まれた格好である
少し気味が悪い

時間がないが
坂本龍馬記念館に寄った
平日というのに
それなりの人が展示に見入っている。
展望台からは桂浜が広く見渡せる
九月の海が穏やかに広がっている
素晴らしい景色だ
小学生向けのテキストブックが300円で売られていたので
買い求めて自転車に跨がりまた走り出す
帰り道はそれなりに上り勾配もあったので、
時間もないことなので必死に漕いだ
浦戸大橋は浦戸湾が見渡せるのだが、と
ても自転車で走っているのがフシギに思うくらいに高いところまで上り詰める。
高知港を見渡して帰るコースの予定だったが、
間違えて山中を通るコースになってしまった。
3つのトンネルを抜けると高知の市内だ。
はりまや橋まで必死に漕いだ。
帰りのバスの30分くらいまえに高知の駅前に着いて
駅弁と発泡酒を買い込んで高速バスに乗った。
この次は桂浜へもバスで行ってみよう。

2004/9/24

民主党の岡田代表が米国で喋った事で
国連安保理の決議がありさえすれば
自衛隊が海外で武力行使できるようにすべきだとのこと
その後のインタビューに応えて
「世界が血を流す時にはきちんと参加すべきだ」
なーんておっとろしい事を言っていたそうだから、
安保理入りにやる気満々の小泉首相も含め
政治家なんて結局そうなのね、
と思ってしまいます。

阿呆ですから、政治の事はよくわかりませんから。
ただひとつの庶民の目線で見ると、
国民の生命や財産を守るために、
究極の、極限のところまで、やってほしいよなぁぁ
と思います。
「テロとの戦い」と称して、ターゲットになっているのは
やっぱり国で、
なんとなくなんちゃら川、いえ、なんとなくの大義名分で、
戦争を前にして国際人としての責任感を問われるのですから、
まったくもってクレイジーだと。
「世界が血を流す時」
人として本来は何をなすべきか、よく考えないと。

オクトーバーサプライズは準備されているのでしょうか?
やはりネクストをやっちまうつもりなのでしょうか。
軍事力の拡張を指向するという我々の国は、またもや
他の国と一緒にテロの標的の仲間入りをしてしまうのでしょうか。
そんな方法論でしか、世界で働く事は出来ない世の中なのでしょうか。

公平な目で判断したり、行動出来る選択肢を 
私たち自身で確保しておかないと、ここしばらくはヤバそうだと感じるのです。


2004/9/27
HEY HEY HEYの
さいたまアリーナでのライブ特番を見て。
歌っているひとたちのピッチの悪いこと。
僕みたいなのがたいそう気になるくらい。
ミリオンを売っているのですから、
もうすこし頑張ってほしいですなぁ。

長い間やっているとたしかに体調の悪いときとかありますよね。
どうなんでしょ。
でもみんな体調が悪いわけでもないし。
確かにレコーディングなどではいいとこどりしたり、
いまどきデジタルだしピッチも簡単に直せますから、
誤魔化す方も緻密になっているのでしょう。
それにしても生に弱い歌手なんてきいたことがない。
大本先生に鍛えてもらいましょうね(笑)

否、人の事はどうでもよい。
最近浜田の「トラヴィス」のマスターを聴かせてもらって、
やはり自分の声と自分の力で表現できなくてはだめだと思っているところです。