ネットで、クレイジーキャッツ結成10周年コンサートの動画があり
植木等がフルアコらしきギターで「ウナセラディ東京」を弾いているのを見た。
すこしブルージーなリックもほんの少しやっていたので少し弾きたくなった。
オリジナルの歌をきくと、いまの常識では考えられないほどのタメである。
ザ・ピーナッツ引退は、テレビの番組。
コンサートとかではなく、時代はテレビが花形だったんでしょう。
いまは、ネットがリアルな時代。
しかも、テレビもネットもフェイクだらけ。
若い人がインタヴューに応えて「自分で真実を見極めなくてはいけないでしょう」
と言っていたのは印象的だった。
そのテレビが映し出すのは、人里離れてポツンと暮らす人たちの姿を追ったもの。
フェイクも無縁で、山や空をみて「やっぱりここがいい」とゆったり眺めている。
いまのぼくたちは、どこかしら頼みもしない情報でつねにお腹がいっぱいで
そのくせお腹が空いたように何かを探している。
もういいんじゃあないか。
自分が必要とされる場所に、自分がほんとうに必要とするもののみを連れてゆく、
そういった時間が割けるように過ごしてゆくべきなんじゃないだろうか。