Diary200404

2004/4/5

不思議な夕暮れだった。

阪急電車の座席に腰掛けていると
幼稚園から小学生低学年くらいの
男の子と女の子が颯爽とやってきて隣に座った。
女の子は甘えた仕草を見せてぐりぐりとすり寄っている。
男の子は一言クールに
「やめろよ」
とくいっと交わしてみせる。

そうこうしているうちに駅に停まり
電車のドアが開き、
今度はホームレスらしき男性が乗り込んできた。

怪しげな発泡スチロールのとろ箱を持っている
もう片手にはヨーグルトのカップ。
読み捨ててあった週刊誌をベリベリと破り
自分の手を拭うと電車の窓を開けて外へ投げ捨てた。
あっという間の出来事である。
唖然とした。

次にヨーグルトのカップを
通路のど真ん中で下品にそれをすすり切ると、
これまたカップを電車の窓から投げ捨てたのである。
乗客は無言のまま少し緊張している。
なぜこの男がノーマークで電車に乗り込めたのか
不思議に思っているに違いない。

奇行は収まる気配はなかったが、
運良く降車駅となったのでそそくさと降りた。
そうだ、明日の朝ご飯のパンが必要なのだ。
もう町はどっぷりと暮れている。

スーパーの前の横断歩道をさっさと渡ろうと思って歩み出すと
ヘッドライトも灯さずに四輪駆動車がつっこんで来た
足がすくんで立ち止まると、
その間近を意に介せずに車はすり抜けた。
気味が悪かった。
買い物かごを取ると、既に食パンは売り切れていて
商品棚はまったくのカラだった。

2004/4/15

邦人人質が解放されたというニュースが流れた午後9時
私はプール帰りで洛西口駅前に出来たラーメンやでオバチャンに
「並」
と一言告げている頃であった
とんがらしの塊が未だ溶けきっていなかった
目を白黒させながら帰った。

それにしても、何だろう。
安い俸給と戦地手当で命を落としている米軍兵士と
虫けらのように殺されているイラク国民と
やはり事情は戦争なのだ。
混乱と、貧困と、
本当に許されない事が、許されないと言えない世界
拉致されているのは、世界の我々そのものなのである。

爆弾でズタズタにされたわが子を抱きしめ
泣き崩れるイラクの親を私たちはしかとこの目で見なければならない
イマココニナニガアッタノカ。
当たり前の正しい事 正しくない事
見極める眼力を失ってはならないのである。
よかった、よかった、さようなら、では済まないのであり
もっと物事の根は深いのである。

2004/4/25

僕はカップ麺はほとんど食べません。
麺そのものは30円くらいで売っているし、即席麺に比べて割高な感じがします。
発泡スチロールの容器も侘びしい感じがします。

先日スーパーに寄ったところサッポロ一番の「塩カルビ焼そば」が販売していました。
77円だったので試しに買ってきました。
調理法は

お湯を入れて三分間

と、たったの9文字で終わってしまいます。
でも、それだけでは記事にならない(?)ので3分間の間に冷蔵庫にあったお肉を炒めました。
脂っこくなりますので、テフロンのフライパンを使って油は使わずに炒めます。
麺が茹で上がると、カップではなく、網に取って完璧に湯きりをします。
そのままフライパンに入れてもう少し炒めてさらに盛ります。
こうすると、焼そばっぽくなります。
あっさりした感じで割に美味しいです。
具はキャベツと、肉(細かい)と、白ごまでした。
麺が細くへなへなとした感じが、案外許せる感じなのでした。

http://www.nikki.ne.jp/news/94671.html