齋藤飛鳥

情熱大陸、で齋藤飛鳥を見た。

浜田裕介の新譜の「金魚」のモチーフは彼女らしい。
どんな人物かはわからなかったので、曲の雰囲気のままなぞって弾いたが、
なるほど、うまいことタイトルにつけたものだと感じた。
シンパシーを感じた部分が、ちゃんと、イメージが繋がっている、と唸った。

小顔で、少し酸素が足りない感じである。
水の中で揺れながら、どこかしら見つめている、取り止めがなく、そこでいて強い感じが見えるのだろう。

僕たちは、幼い頃、不安定な音楽、不安定な文学が、そこかしこにあり、
いま(現代)はそれにくらべて、何もかも無意味にクリアになりすぎていると感じる。
懐かしい椅子に坐り直す、そういう感覚にある曲と、彼女のはたちの姿が見え隠れする様子なのである。


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