にそと



京都市西京区大枝

松尾園芸
に行った
嫁は
我が家に植えるため
シバザクラを買った

大枝は、山がすぐそばにあって
静かなところ
ふたばを連れて
ぐるりと回った
春のぎりぎり一歩手前
風が
つやつやしていて
ごきげん

山の際まで迫ると
いまは実はないが
柿の木がいっぱい生えている
こんなところに住まいがあれば
さぞのんびりしているだろうと
思う

かえって、見た風景を
思い出しながら
あれこれ辿ると
現地は、近々縦貫道が通ってゆくらしい
これより、
景色はかわってゆくのだ
なるほど
嫁の実家のアクセスもよくなるだろうが
それより
あののんびりした大原野の景色もかわってしまう
胸中複雑だ

思えば
いろいろと僕たちが便利に使っている道路も
そのような
穏やかな風景の形を変えて
成り立ってきたものだ
今度はぼくらの番かもしれない

構築物を
必要とするソリューションは
そのようなものだ
心しなければならない
文明人たるぼくらは
罪深いのだ


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