拾得で
吉川みきさんの、ステージを見たのだ
いつ以来?
たしか、B#をされていたころで、
野外で、三好ひろあきさんがサポートでマーチンのギターを弾いていたときだが
梅小路公園?
思い出せないが
拾得で、となると、
さらに遡って、大学生のころ
友人と前を通りかかると、
ご機嫌な「チュニジアの夜」のエレピの音が流れていて
そのまま立ち寄ったとき以来、
たしか仏教大学のOpenっていうバンドで、
もうひとつ、京都大学のレイダウンっていうバンドも出ていた
そっちはセミアコでブルースを弾きまくるギターリストが出ていて
これがあの西野やすしさんである
なつかしい
僕も、ヘタクソながら拾得からスタートした
ちょうどこの頃
B#は、とても好きなバンドで、
メロディあり、歌詞あり、リズムあり、ハーモニーあり、
いろんなものがギューと詰まっていて
僕にとってはツボに入る感じで、
エルマガジンでライブのスケジュールなどチェックしては
足しげく通ったのだ
特に、フロントの吉川みきさんと、尾池真由美さんの
うたのかけあいのようなものが楽しくて、
その後、尾池さんが、脱退されてしまうと、
イチゴショートケーキの、イチゴがなくなってしまったように残念に思ったものだった
そんなこんなで、
吉川さんと、尾池さんが一緒に歌われる事などないのではと
勝手に思っていたのだから、
しみじみと、感じた
手の届かない、アーティストも大切だけど、
身近に居て、音楽の道へ進んだり、
すぐ足が運べる場所でプレーしてくれていた、先輩たちもいっぱいいる、
僕にとってはそっちがさらに大切なんだ
お二人と、帰りがけに握手した
温かく、柔らかい手のひら
力強い音も、ここから産まれている。
ゲンキデイテクダサイ
と、思わずにはいられないし、
そう思う事が、やっとなんであって、、
いまさらだけど、音楽って愛おしい。