雨の休日

連休最終日、部屋で寛いでいる。
そろそろヨメとお茶にするかな。

バンド活動を趣味としているため、
ライブハウスにはよく足を運ぶ。
どっちかというと、見るよりも、出る方が多い。
ライブハウスは、照明もちょっと落とし気味で、
狭くて、ものの置き場所も限られていて、
出演者の荷物もまじりあい、
配線も絡み、おおよそ、ごちゃごちゃしているので、
ただでさえ、ものの場所が分からなくなるくらいなのに、
もう、ライブとなると大変である。
昨日だって、出演直前にピックがどっかに行ったり、
その前の日は、クリップチューナーがどこかに行ってしまった。

クリップチューナーは、調律に使うものだが、
最近は、海外生産が主流なので、すんごく安い。
安いけど、その分、造りがしょぼくなった。
すぐ壊れるし、使い勝手もよいとは限らない。
このコルグの製品も、どうやらそういう感じで、
2つめ。
ちょっとした拍子に、真ん中のジョイントの部品が外れて、
ライブハウスの闇の中に消えて行ってしまった。
壊れても居ないのに、利用不能。
買い直した同じモデルは、ギターのネックを挟み込むゴムの素材がいまひとつで、
いちいちゴム同士がひっついてしまう。
無理に引き離すと、こんどのゴムの部品が飛んで行ってしまって、
一苦労だった。
この前に使っていた別のモデルはこんなことはなかった。
それも、プラスチックで危うげな造りだったが、
危うげな分、大事にしたので、数年お伴をしていただいたが、
これもライブハウスの闇に消えて行ったのである。
場所が分からなくなると、もう暗いし、どうしようもない。
こんど、懐中電灯でも、持ってゆくかなあ、、

長持ちといえば、いいものは、それなりに頑張ってくれるもんだ。
若いときに出会ったものでも、終身お勤めをしてくれるものだって幾つもあるはずで、
そういったものは、大量消費の世間の、すこし違った道を歩く。

モンブランの万年筆といえば、高級品で、
たいした文字も書かないくせに、空気清浄機なみの値段もするやつもゴマンとある。
私は、ノブレスというモデルを持っているが、
これは20年ほど前に生産されなくなり、その際にふたつ買い求めたもの。
普通、モンブランのものは、もう少しペンの軸が太いのだが、
ノブレスは、少々細身で、お気に入りなのである。
ふるいものなので、インクの調達方法が分からなくなり、ペン先も乾いたままで持っていたが、
年末に年賀状を書く際に、今日日の筆記用具の酷さに絶望して、ふとこのことを思い出したのであった。

調べると、モンブランのショップが四条にあることが分かったので正月の4日に立ち寄り
「インクの品番とかがさっぱり分からないのです」というと、
「モンブランは、すべてインクカートリッジは同じですよ」と店員さんに教えられました。
知らなんだ、、

たとえば世間で、一体どれだけの種類の替芯の種類があるのだろう。

もうひとつ、お気に入り、おすすめの筆記具といえば、
こちらは、探せば手に入るパイロットのVコーンという水性ボールペン。
105円の何の変哲もないものだが、筆圧をあまり必要としないので、疲れがなく、
万年筆に近い感じである。
多分、イマドキのボールペンは、ノック式が大半なので、こういうふうに、いちいちキャップをするのは嫌われるのかも知れない。
昔は、職場でも好んで使っていたが、めっきり見なくなった。
楽天で探して、10本購入。


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