田植機なるものは、なんというかだな、
田植えが終わったら、出番がない。
稲刈りのときにも、出番がないし、
餅つきのときも、論ずるまでもない
あんま機にも使えないのだ
その出番があまりないもの
たとえれば、
屠蘇の器、
フォーマルのスーツとか、
結婚式の白いネクタイ、
を、
すべて一つで賄えたら、
人類にとって幸せな発明のはずだ。
となりの田んぼでは
久々に登板した田植機のセルモーターが動作しないらしく、
農協のサービスマンがやってきていた
そうだそうだ、
土とか、水とかの感覚が違うんだな、
ああいうところにゆくと。